ガザ南部ラファで複数回にわたる攻撃 イスラエル軍が空爆か

避難者などおよそ120万人が身を寄せるガザ地区南部ラファで6日、複数回にわたって攻撃があり、現地のジャーナリストは、NHKの取材に対し、ラファ東部の地域で、イスラエル軍が少なくとも10回空爆を行ったなどと明らかにしました。これまでのところ詳しい被害の状況は分かっていません。

ラファ周辺では、このところ連日のようにイスラエル軍による空爆などで多数の死傷者が出ていると伝えられていますが、イスラエル軍は6日、ラファの住民などに対し、ラファ東部の一部でまもなく作戦を実施するとして安全のため直ちに退避するよう、SNSなどを通じて通告していました。

一方で、イスラエル軍は、軍事作戦の規模や期間については明らかにしていません。

イスラム組織ハマスは6日SNSで声明を発表し「空爆などを続け、多くの住民が犠牲となっているなかで、東部の住民に退避を強いている。ネタニヤフ政権が、パレスチナ人に対しての戦争を継続する決意を裏付けるものだ」と述べ、イスラエル側を強く非難しました。