能登半島地震 1.5次避難所の高齢者 受け入れ施設開設へ 金沢

能登半島地震のあと、石川県が被災者を一時的に受け入れるため設置した1.5次避難所に身を寄せている高齢者を受け入れ、生活をサポートする施設が金沢市に新たに開設されることになりました。

金沢市に新たに開設されるのは、看護師が常駐し、入居する人たちの生活をサポートする施設です。

施設では、石川県が金沢市に設置した1.5次避難所に身を寄せている高齢者など15人から20人程度を受け入れる計画で、24時間態勢で見守りを行います。

費用は、地域の保健活動を支援する財団が負担するということで、財団と県は、具体的なスケジュールや受け入れる高齢者を決めていく方針です。

財団の元村仁さんは「長い避難所生活で、健康状態が悪化した人もいると思うので、元気になって地元に帰れるようサポートを行っていきたい」と話していました。

県によりますと、1.5次避難所に身を寄せている人のうち、30人余りは生活に配慮が必要な高齢者だということです。

このうち、介護が必要な高齢者については、老人ホームなどの施設に入居してもらう方向で調整しているとしています。