大阪・関西万博 運営ボランティア 目標上回る5万5000人余応募

来年の大阪・関西万博の運営にあたるボランティアについて、実施主体の博覧会協会は、およそ2万人の目標に対して5万5000人余りの応募があったことを明らかにしました。

大阪・関西万博では、▽博覧会協会が会場内での来場者の案内や施設の運営をサポートするボランティアとしておよそ1万人、▽大阪府と大阪市が主要な駅や空港で案内などを行うボランティアとしておよそ1万人をそれぞれ募集してきました。

博覧会協会は、募集を締め切った4月30日までにおよそ2万人の目標に対して、速報値として5万5222人から応募があったことを明らかにしました。

応募人数が目標を大きく上回ったことから、協会は、今月中をめどに抽せんを行ったうえで、当選した人を対象に活動できる日数などを確認するための面談を来月から実施することにしています。

博覧会協会は「募集人数を大きく上回るご応募をいただき、万博に関わりたいという熱い思いに感謝したい」とコメントしています。

大阪 吉村知事「1人でも多くの方が参加できるよう調整」

来年の大阪・関西万博の会場内外で活動するボランティアの応募人数が目標を上回ったことについて、大阪府の吉村知事は記者団に対し「これだけ多くの方に『万博に携わろう』と思ってもらっていることに感謝し、私自身も改めて成功させたいという思いを強くしている」と述べました。

そのうえで、吉村知事は抽せんが行われる見通しとなったことについて「2万人ということにこだわらず、1人でも多くの方が参加できるように調整していきたい」と述べ、今後、受け入れ人数などについて大阪府・市でつくる万博推進局と、博覧会協会の間で調整を行う考えを示しました。