石川 輪島 能登半島地震発生4か月 すべての小中学校で給食再開

能登半島地震の発生から4か月の1日、石川県輪島市のすべての小中学校で通常どおりの給食が再開され、子どもたちが久しぶりの温かい給食を味わいました。

輪島市では能登半島地震の影響で学校に併設された給食の調理場が被害を受け、学校が再開して以降は弁当を提供するなどしていました。

その後、調理場の復旧作業が進み、1日から市内12のすべての小中学校で、通常どおりの給食が再開されました。

このうち輪島中学校では、校舎などが被害を受けた6つの小学校の児童およそ330人が空き教室を間借りして授業を受けていて、1日は給食の時間になると、子どもたちが調理場から給食を運び、それぞれの器にわけていきました。

1日の献立はカレーライスと大根サラダ、それに牛乳で、子どもたちは「いただきます」と手を合わせたあと、久しぶりの温かい給食を味わっていました。

小学3年生の男子児童は「カレーが一番おいしいです。熱くておいしいです」と話していました。

大屋小学校の沖泙理恵教諭は「『熱い』や『冷たい』という声がきょうは久しぶりに聞こえていました。こうした学校としての機能が取り戻されていくことが子どもたちの力につながっていくと思います」と話していました。