大谷翔平 2試合連続ヒット 試合は大量の蜂で開始遅れ

大谷翔平選手が出場する大リーグ、ドジャースとダイヤモンドバックスの試合は球場のネットに大量の蜂が集まったため開始が遅れましたが、業者が駆除し、急きょ、この業者が始球式を行って試合が始まりました。
大谷選手は2番・指名打者で先発出場し、2試合連続となるヒットを打ちましたが、チャンスの場面では1本が出ませんでした。

蜂を駆除した業者が急きょ始球式

球場のネットに大量の蜂が集まった影響で試合開始が遅れたドジャースとダイヤモンドバックスの試合は急きょ、この蜂を駆除した業者が始球式を行いました。

試合は球場のネットに大量の蜂が集まったことから、ボールが当たるなどした際に選手やファンに危険がおよぶ可能性があるとして、審判や両チームの監督による協議が行われました。

その結果、蜂を駆除したあとに試合を実施することが決まり、ネット裏の区画に座っていたファンが一時的に避難するように促されるなど球場は一時騒然となりました。

試合開始予定時刻からおよそ1時間10分後に蜂を駆除するための業者が到着し、ファンや選手たちが見守る中、作業を終えると、球場からは歓声があがりました。

蜂を駆除した業者も手をあげて歓声に応え、スクリーンには「Thank you Bee Guy」という文字が表示されました。

そして、試合の始球式を急きょこの業者の男性が務めることになり、駆除の際に着ていた防護服のままマウンドに上がってボールを投げると再び大きな歓声があがりました。

蜂を駆除した男性は、息子の野球の試合を観戦している最中に呼び出され球場に駆けつけたということで、「今回の作業はプレッシャーがあったが、うまくいってよかった。歓声を浴びて楽しかった」と話していました。

2試合連続ヒットもチャンスで1本出ず

試合は予定時間より1時間55分遅れて現地時間の午後8時35分、日本時間の午後0時35分に始まりました。

大谷選手は2番・指名打者で先発出場し、2試合連続となるヒットを打ちましたが、チャンスの場面では1本が出ませんでした。

ドジャースの大谷選手は30日、相手本拠地アリゾナ州で行われたダイヤモンドバックスとの3連戦の第2戦に2番・指名打者で先発出場しました。

大谷選手は1回の第1打席で変化球をセンター前にはじき返し2試合連続のヒットをマークしました。

4回の第2打席は見逃しの三振でした。

1点を追う5回は1アウト満塁のチャンスで第3打席がまわり、2球目の変化球が相手のワイルドピッチとなってランナーがホームにかえり1対1の同点に追いつきました。

なおも勝ち越しのチャンスでしたが、大谷選手は空振りの三振。

このあと、7回の第4打席も空振り三振でした。

試合は2対2となって延長戦にもつれ込み延長10回、ノーアウト一塁二塁で大谷選手に第5打席が回りましたが、セカンドゴロに倒れました。

大谷選手は5打数1安打、打率は、3割3分6厘に下がりました。

ドジャースは3対2で迎えた延長10回ウラ、逆転サヨナラとなるツーランホームランを打たれて3対4で敗れました。