能登半島地震 災害廃棄物 仮置き場での受け入れ再開 富山 氷見

能登半島地震で被災した住宅を自治体が所有者に代わって解体・撤去する「公費解体」が、5月から富山県氷見市で本格化します。これを前に氷見市は災害廃棄物の仮置き場での受け入れを4月30日から再開しました。

氷見市では、今でも地震の片づけが終わっていない世帯があることに加えて、5月から「公費解体」が本格化し災害廃棄物が増えると見込まれることから、仮置き場での受け入れを再開しました。

受け入れはことし3月まで仮置き場として使われていた、市の中心部にある「ふれあいの森」の駐車場で、30日から再開されました。

仮置き場はこれまでのおよそ2倍にあたるおよそ9000平方メートルに、廃棄物を置けるように整備されていて、30日も壊れた家具などを積んだ車が次々と到着し、運び込んでいました。

大型連休を利用して実家の片付けに来たという金沢市の57歳の男性は「壊れた家の2階には捨てなくてはいけないものがたくさんあるので大変です」と話していました。

災害廃棄物の受け入れの再開にあたって、氷見市では自宅が半壊以上と判定された住民に搬入許可証を発行し、それ以外の人には地震で被害を受けたことによる廃棄物であることを示す写真の提示を求めることにしています。

この仮置き場は、公費解体が終了するめどが立つまで当分の間、運営されることになっていて、大型連休中も3日と4日を除いて受け入れを行うということです。