“放課後に遊べる場を” 大学院生などが遊具手作り 石川 珠洲

能登半島地震で被災した子どもたちが放課後に自由に遊べる場を提供しようと、石川県珠洲市の小学校を訪れた大学院生などが、手作りの遊具で子どもたちと遊びました。

この活動は、子どもたちの居場所づくりに取り組むグループが中心となって能登半島地震の被災地で行っていて、4月30日、珠洲市の正院小学校には大学院生などメンバー3人が訪れました。

学校の体育館には手作りの遊具やゲームが準備され授業が終わった子どもたちが続々と訪れて、的を狙ってボールを投げるゲームなどを楽しんでいました。

学校によりますと現在は13人の児童が通っていますが、周辺には壊れた家や道路が多くあるほか、校庭には仮設住宅が建設され、子どもたちが自由に遊べる環境が少なくなっているということです。

この学校に通う1年生の女の子は「的当てが楽しかったです」と話していたほか、6年生の女の子は「いつもはすぐに帰っていたのでうれしいです。また来てほしいです」と話していました。

遊び場を提供した「移動式あそび場全国ネットワーク」のメンバーの佐藤広崇さんは、「この居場所を通して、日常を少しでも明るくしてもらえたらなと思います」と話していました。

グループでは今後も被災地の学校を定期的に回って活動を続けることにしています。