ケニア ダム決壊 少なくとも45人死亡 各地で豪雨や洪水相次ぐ

東アフリカのケニアで29日、ダムが決壊して大規模な洪水が発生し、少なくとも45人が死亡しました。ケニアでは3月から各地で豪雨や洪水が相次いでいてロイター通信はあわせて140人以上が死亡したと伝えています。

ケニア西部のマイマヒウでは29日、ダムが決壊して住宅や車などが流され、ケニア政府によりますと少なくとも45人が死亡し、現在も救助活動が続いているということです。

AP通信が29日に撮影した映像には、根元からなぎ倒された多数の流木が積み上がる中、被災した住宅の片づけをする住民の様子が写っていて、被害の大きさがうかがえます。

また首都ナイロビでも、28日、豪雨による洪水が発生し、現地の赤十字が公開した映像にはロープやはしごを使って氾濫した川から住民を助け出す様子が写っていました。

東アフリカでは3月から各地で豪雨や洪水が相次いでいてロイター通信はケニア国内であわせて140人以上が死亡したほか隣国タンザニアでも少なくとも155人が死亡したと伝えています。