新幹線開業後 初の大型連休 福井の温泉の旅館 準備に追われる

北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業後、初めてとなる大型連休で首都圏から福井県を訪れる観光客が増えると見込まれる中、あわら温泉の旅館では宿泊客を受け入れるための準備に追われていました。

先月に金沢・敦賀間で開業した北陸新幹線の効果で、大型連休の期間中、福井県内には首都圏から多くの観光客が訪れると見込まれています。

このうちあわら温泉にある旅館では、大型連休中の関東地方からの宿泊客が例年と比べて5%程度増えたということで、26日は幹部が集まって会議が開かれました。

この中でおかみは「北陸新幹線が開業してから初めての大型連休を迎えます。関東からは福井のことがわからない方も多く来るので、より丁寧なおもてなしを心がけ笑顔で温かくお迎えしましょう」と呼びかけました。

このあと施設内では、従業員たちが大浴場の床や鏡などをブラシや洗剤を使って念入りに磨いたり客室のベッドや歯ブラシなどのアメニティーを整えたりして宿泊客を迎えるための準備に追われていました。

旅館の山口高澄常務は「北陸新幹線が福井県内で開業してから初めての大型連休ですが、首都圏からのお客様の予約が増えた印象があります。『もう一度あわら温泉に行きたい』と思ってもらえるよう頑張りたい」と話していました。