HOYA 3月に発生したサイバー攻撃によるシステム障害が復旧

大手光学ガラスメーカーの「HOYA」は、先月発生したシステム障害が23日までに復旧したことを明らかにしました。今回の障害で眼鏡用レンズの受注や発送が止まるなどの影響が出ましたが、おおむね正常に戻りつつあるとしています。

HOYAでは、先月30日に本社と複数の事業所でサイバー攻撃によるシステム障害が発生し、眼鏡用レンズの受注や発送が止まるなど一部の製品の生産や供給に影響が出ていました。

会社は、このうち今月20日には眼鏡用レンズの注文などのシステムが復旧したと発表しましたが、23日までにこのほかの製品についてもシステムを復旧させたということです。

生産や供給は、おおむね正常に戻りつつあるとしています。

一方、今回のサイバー攻撃で、特定のサーバーにアクセスされ、ファイルの一部が盗まれたことを確認したとして、個人情報が含まれているかどうかなどの分析を進めています。

そのうえで、警察と政府の個人情報保護委員会に報告したということです。

HOYAは、「このたびは、ステイクホルダーの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしており深くおわび申し上げます。今後も、必要に応じて当局へ継続的に報告してまいります」とコメントしています。