国立公園制度100周年記念貨幣 第2弾 瀬戸内海など3公園対象に

政府は、国立公園の制度開始100周年に向けた第2弾の記念貨幣の発行を決め、日本で初めて指定された3つの国立公園が対象となります。

政府は国立公園制度が始まって2031年で100周年を迎えるのに向けて、全国に34ある国立公園の記念貨幣を順次、発行する計画です。

このうち第2弾として、日本初の国立公園として90年前に指定された、
▽瀬戸内海国立公園
▽雲仙天草国立公園
▽霧島錦江湾国立公園の記念貨幣の発行が決まりました。

いずれも額面1000円の銀貨で表面に、
▽瀬戸内海国立公園は、香川県の紫雲出山から望む島々や鳴門の渦潮、それにカブトガニがデザインされています。

▽雲仙天草国立公園は、火山ガスが噴き出す雲仙地獄と、雲仙岳でみられる霧氷やオオヤマレンゲが描かれています。

▽霧島錦江湾国立公園は、九州本土の最南端に位置する佐多岬や霧島地域のみに自生する「ノカイドウ」、高千穂峰の頂上に立つ天之逆鉾が描かれています。

裏面は、すべての貨幣で国立公園の統一マークがデザインされます。

販売価格は税込みで1万3800円で、それぞれ4万枚発行されます。

記念貨幣は独立行政法人造幣局が通信販売し、申し込みはことし8月21日から3週間程度受け付けます。