岩手 宮古の山林火災 延焼続く 消火活動難航で上空から放水

20日の午後に岩手県宮古市の山林で発生した火災は、一夜明けた21日朝も延焼が続いています。地上からの消火活動は難航しているということで、自衛隊などがヘリコプターで上空から放水を行っています。

20日午後、岩手県宮古市刈屋で発生した山林火災は、一夜明けた21日朝も延焼が続いています。

20日は、岩手県などの防災ヘリコプターが出て消火に当たりましたが、日没までに消し止められずに、21日は消防や警察、それに自衛隊などが午前5時からおよそ180人体制で消火活動にあたっています。

県によりますと、これまでにおよそ120ヘクタールが燃えたとみられていて、地上からの消火活動は難航しているため、21日朝からは、自衛隊もヘリコプターを出して上空から放水を行っています。

県や消防によりますと、20日は、自衛隊のほか、岩手県や隣県の防災ヘリコプター合わせて9機で上空から放水する予定だということです。

一方、現場の近くの国道沿いには住宅が点在していますが、これまでにけが人の情報はないということです。

宮古市では、この影響で近くの新里保健センターに20日夜から避難所を開設し、21日午前5時現在で、7世帯、14人が避難しているということです。