パキスタンの南部のカラチで、現地時間の19日午前、日本の企業関係者が乗った車が何者かに襲撃されました。
現地にある日本総領事館によりますと、この事件で市内に住む日本人の男性1人が軽いけがをしたということですが、手当てを受け、命に別状はないということです。
現地のメディアが伝えた治安当局の情報によりますと、市内を移動していた複数の日本人が乗ったワゴン車が爆弾を持った何者かに襲われたということで、警察が詳しい状況を調べています。
カラチはパキスタン最大の都市で大きな港湾や国際空港があることから、日本企業も多く進出しています。
パキスタンでは先月、北西部でダムの建設現場に向かっていた車の列に爆発物をのせた車が突っ込み、中国人の技術者5人が死亡するなど、中国人を狙ったテロが相次いでいますが、今回の事件の背景は分かっていません。
パキスタン南部のカラチ 車が襲撃され日本人男性1人けが
パキスタンの南部の都市カラチで、日本人が乗った車が何者かに襲撃され、現地の日本総領事館によりますと日本人の男性1人が軽いけがをしました。
林官房長官「詳細の把握に努める 在留邦人への注意喚起行った」
林官房長官は午後の記者会見で「現在、外務省でさらなる詳細の把握に努めるとともに、事件の発生を受け、パキスタンの日本大使館とカラチにある総領事館からメールを出して、在留邦人への注意喚起を行った」と述べました。