「全国学力テスト」実施 学習環境などの調査にオンライン導入

小中学生およそ200万人を対象に「全国学力テスト」が行われ、ことしから学習環境などの調査は1人1台配備された端末を活用しオンラインで実施されました。

全国学力テストは、文部科学省が学力や学習の状況を把握して授業の改善につなげることなどを目的に毎年行っていて、全国2万8000余りの学校で、小学6年生と中学3年生およそ200万人を対象に「国語」と「算数・数学」のテストが実施されました。

一方で今回は
▼能登半島地震の影響で石川県輪島市の小中学校12校は実施しないほか
▼17日夜の地震を受けて
▽高知県宿毛市の小中学校12校と
▽愛媛県宇和島市の小学校1校で18日の実施が見送られました。

また、テストと合わせて実施されている生活習慣や学習環境などに関する調査は、ことしから全ての学校でオンラインで実施され、1人1台配備された端末を使って回答する方式がとられました。

オンライン化は拡大の方向で、来年の学力テストでは「国語」「算数・数学」「理科」のうち、中学の「理科」は端末を使ってオンラインで行われる予定です。

今回の「全国学力テスト」の結果は、ことし7月末に公表される予定になっています。