オラクル 日本に今後10年間で1兆円余を投資する計画発表

アメリカのソフトウエア大手、オラクルは、日本での事業に今後10年間で1兆円余りを投資する計画を発表しました。AIの普及で需要が高まるデータセンターを国内で増強する見通しで、この分野でアメリカの大手企業の日本への投資が相次いでいます。

発表によりますと、オラクルは、日本での事業にことしからの10年間で80億ドル以上、日本円で1兆2000億円以上を投資する計画です。

会社は、日本国内でデータセンターを運営し、クラウドサービスなどの事業を展開しています。

AIの普及でデータセンターの需要が拡大する中、今回の投資では、日本国内にあるデータセンターの増強や、エンジニアなどの体制の強化を進める見通しです。

データを海外に移転せず、国内で処理や管理を行うニーズが高まっていることに対応するねらいもあります。

アメリカの大手企業の間では
▽マイクロソフトが、日本事業に今後2年間でおよそ4400億円を投資する計画を今月発表したほか
▽AWS=アマゾンウェブサービスも、2027年までの5年間で2兆2000億円余りを投資する計画を打ち出すなど、日本国内のデータセンターを増強する計画が相次いでいます。