気象庁によりますと、大陸からの黄砂が飛来し、北日本から西日本にかけての広い範囲で観測されています。
北~西日本 広範囲に黄砂飛来 東京都心も観測 交通影響に注意
北日本から西日本の広い範囲に黄砂が飛来し、黄砂で見通しが悪くなっている地域があるほか、東京の都心でも観測されています。見通しが悪くなった場合は交通への影響が出るおそれがあり、気象庁が注意を呼びかけています。
正午までに黄砂が観測されたのは東北から九州にかけての33地点で、このうち物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」は▽宇都宮市や津市、富山市で9キロなどと見通しが悪くなっている地域もあります。
また、東京の都心でも黄砂が観測され、正午現在、視程は8キロとなっています。
このあとも北日本から西日本の広い範囲で「視程」が10キロ未満となり、ところによって5キロ未満になるおそれがあります。
黄砂は19日にかけて影響が続く見込みです。
屋外で洗濯物に黄砂が付着するなどの影響が出るほか、「視程」が5キロ未満になると交通への影響が発生するおそれもあり、気象庁が引き続き注意を呼びかけています。
東京 板橋区で撮影された映像
東京 板橋区で午後1時すぎに撮影された映像です。
カメラは、墨田区や豊島区の方向を向いています。
空がかすんでいるように見えます。
撮影した男性によりますと、ふだんは東京スカイツリーや池袋の高層ビルなどがよく見えますが、18日は遠くまで見通せなくなっているということです。
男性は「黄砂で『視程』が悪くなることはありますが、きょうはいつも以上に見えないと感じます」と話していました。