歌舞伎町 売春目的の客待ち問題で宿泊施設に初の一斉立ち入り

東京 歌舞伎町の路上で売春を目的に客待ちをする女性が後を絶たないとして、警視庁は、歌舞伎町の宿泊施設などに初めて一斉立ち入りを行い、売春が疑われる場合には通報するよう協力を求めました。

東京 新宿区歌舞伎町の大久保公園の周辺では、売春目的の客待ちが問題となっていて、警視庁が去年、集中的に取締りを行った結果、一時的に改善したものの、ことしに入り、再び客待ちとみられる女性が増えているということです。

周辺の宿泊施設などが売春に使われることが多かったことから、警視庁は、歌舞伎町の宿泊施設など23店舗に対し、風営法に基づいて初めて一斉に立ち入りを行いました。

立ち入りでは、18歳未満の入店を禁止する掲示が適切に行われているか確認したほか、1日に何度も同じ客が訪れるなど売春が疑われる場合には警視庁に通報するなどの協力を求めました。

また、経済的に困窮している女性などを支援する都や警視庁の相談窓口を紹介するポスターの掲示も依頼したということです。

あわせて、立ち入りの対象にはなっていないホテル39店舗も訪れ、同様の協力を求めたということです。

警視庁は引き続き、売春の客待ちの取締りも行うことにしています。