安芸灘~伊予灘、豊後水道にかけて M7前後の地震繰り返し発生

政府の地震調査研究推進本部によりますと、今回の震源地を含む、安芸灘から伊予灘それに豊後水道にかけての地域では、沈み込んでいるフィリピン海プレートの内部で、マグニチュード7前後の地震が繰り返し発生しているということです。

2001年3月に発生した「芸予地震」は瀬戸内海の安芸灘を震源として起きたマグニチュード6.7の地震で、広島県で震度6弱の揺れを、また、愛媛県や山口県などで震度5強の揺れを観測しました。

また、安芸灘では1905年にもマグニチュード7.2の地震が起きています。

この地域では、17世紀以降のおよそ400年間に、マグニチュード7前後の地震が7回発生していることから、地震調査研究推進本部は、マグニチュード6.7から7.4程度の地震が、およそ60年間隔で繰り返し発生しているとしています。

今後30年以内の発生確率は40%程度と評価しています。