【専門家解説】震度6弱「南海トラフのプレート境界とは別」

今回の地震について、東京大学地震研究所の佐竹健治特別研究員の解説です。

※4月17日の地震ニュースで放送した内容です。
※動画は3分2秒、データ放送ではご覧になれません。

地震のメカニズムに詳しい東京大学地震研究所の佐竹健治特別研究員は「巨大地震が想定されている南海トラフのプレート境界ではなく、それより深いフィリピン海プレートの中で起きた地震と考えられる。

深いところで起きた地震なので津波の心配は無いが、強い揺れが広い範囲に及んだ。最大震度6弱の揺れでは土砂災害が起きている可能性もある。

今後1週間くらいは同じくらい強い揺れを伴う地震が続く可能性があり警戒して欲しい」と話しています。

その上で「今回の地震によって南海トラフの地震につながるということがないわけではなく、これまでどおり地震に警戒してほしい」と話しています。