大谷翔平 先発出場で5打数2安打 4試合ぶりの複数安打

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は16日、ナショナルズ戦に先発出場し5打数2安打で4試合ぶりに複数安打をマークしました。

大谷選手は16日、ドジャースの本拠地、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたナショナルズとの試合に2番・指名打者で先発出場しました。

1回の第1打席はノーアウト、ランナー一塁の場面で3球目の変化球をレフト前に運んでヒットとしました。

3点リードで迎えた2回の第2打席は1アウト二塁、三塁と追加点のチャンスでしたが初球を打ってセカンドゴロ。

4回の第3打席も一塁、三塁と得点圏にランナーがいましたが、ここも初球を打ってセカンドゴロでした。

7回は先頭のベッツ選手がこの日、4本目のヒットとなるツーベースで塁に出て大谷選手に第4打席が回り、ここでも大谷選手は初球を打ってセンターフライでした。

大谷選手は開幕からここまで得点圏にランナーを置いた場面では19打数1安打と苦しんでいます。

8回の第5打席はランナー一塁でアウトコースのストレートを引っ掛けサードへのゴロとなりますが、俊足を飛ばし内野安打としました。

この試合、大谷選手は5打数2安打で4試合ぶりの複数安打をマークしましたが、ホームランは出ず175本で松井秀喜さんと並んでいる日本選手最多ホームラン記録のこの試合での更新はなりませんでした。

試合はドジャースが6対2で勝って連敗を「2」で止めました。

ドジャース ロバーツ監督 大谷に改善点を指摘も

大谷選手は得点圏の打席で19打数1安打、0割5分3厘と苦しんでいますが、打球速度の平均は152.5キロでリーグ2位につけるなどボールを強く捉える力はしっかりと示しています。

ただ、ドジャースのロバーツ監督はこの試合、大谷選手が得点圏でまわった3打席でいずれも初球を打って凡退したことについて言及し「彼はアグレッシブなバッターだが、今はカウントを取ることができていない。チャンスの場面ではいつもよりさらにアグレッシブになってしまっているが、その気持ちを抑えてピッチャーに投球を続けさせる必要がある」と珍しく改善点を指摘していました。