インド大使「日本にとってチャンス」日本企業に進出呼びかけ

世界でもっとも経済成長している国の1つインドで、今月19日から総選挙が始まります。これを前に日本に駐在するインドの大使がNHKのインタビューに応じ「変化したインドは日本にとってチャンスだ」と述べ、より多くの日本企業にインドへの進出を呼びかけました。

2024年4月15日「キャッチ!世界のトップニュース」で放送
NHKプラスで配信中↓↓↓(2024年4月22日まで)

世界最大の選挙とも言われるインドの総選挙は今月19日から6月1日にかけて7回の投票日が設けられ、およそ9億7000万人の有権者が地区ごとに順次投票を行い、6月4日に一斉に開票されます。

インドのシビ・ジョージ駐日インド大使は都内の大使館でNHKのインタビューに応じ、「私たちは総選挙を民主主義の祭典と呼んでいる。世界最大の選挙民を抱え、世界の祭典でもある。インドの偉大な民主主義を私たちは誇りに思っている」と述べました。

また、日本との関係について「文明的にも経済的にも隣人であり、戦略上の隣人でもある」と述べ、重要さを増していると強調しました。

そのうえで「インフラやビジネス環境なども変わり、変化したインドは、日本にとってチャンスだ」と述べ、より多くの日本企業にインドへの進出を呼びかけました。

一方で、日本で働くインド人は中東諸国やアメリカと比べ少ないと指摘したうえで、「もっと多くのインド人が日本に来てほしい。特に若くて才能のあるエンジニアや、熟練の労働者などだ」と述べ、受け入れの機運を高めたいという考えを示しました。