岸田首相 訪米の成果強調 “日米両国連携の重要性を発信”

総理大臣としては9年ぶりとなった今回の国賓待遇でのアメリカ訪問について、岸田総理大臣は、日米首脳会談や議会演説などを通じ、日米両国がグローバル・パートナーとして連携していく重要性を発信することができたと成果を強調しました。

今月8日からアメリカを訪問している岸田総理大臣は、バイデン大統領との日米首脳会談や、議会上下院の合同会議での演説など、現地での一連の日程をすべて終え、日本時間の13日午前、記者団の取材に応じました。

この中で岸田総理大臣は、「日米がグローバルなパートナーとしていかなる未来を次の世代に残そうとしているのか。首脳会談や議会演説などを通じて、こうしたメッセージをアメリカの議会や国民、世界に向けて伝えることができた」と述べ、訪問の成果を強調しました。

一方、今月10日の韓国の総選挙で、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領を支える保守系の与党が大敗したことによる日韓関係への影響について問われ「日韓関係は去年から政治、経済、文化など、さまざまな分野での協力が質・量ともに充実してきている。引き続き、韓国とは首脳のみならず、あらゆるレベルで意思疎通を図っていくことが重要だ」と述べました。

岸田総理大臣は、14日、政府専用機で日本に帰国します。