新一万円札発行を前に “渋沢栄一のお札パン” 販売へ 東京

近代日本経済の父と呼ばれる、渋沢栄一の肖像をデザインした新一万円札がことし7月発行されるのを前に、ゆかりの地の東京 北区の企業がお札をかたどったパンを作り販売することになりました。

このパンは、新一万円札の顔となる渋沢栄一が晩年を過ごした東京 北区で、特産品のセレクトショップを運営する会社が作りました。

11日は、会場のセレクトショップで、報道陣にパンが披露されました。

「お札パン」と名付けられたパンは、縦がおよそ7センチ、横がおよそ16センチと本物のお札と同じサイズで、渋沢栄一のイラストがプリントされ、札にちなんで「“さつ”まいも」のあんが詰まっています。

また、渋沢栄一のトレードマークとされる、シルクハットをモチーフにしたあんぱんや、ステッキをモチーフにした細長い形のカレーパンも新たな商品として開発されました。

これらの商品は、今月19日からセレクトショップ「渋沢逸品館 TSUNAGUmarche」で販売される予定です。

パンを開発した会社の鈴木知子部長は「新一万円札の発行を前に機運を醸成したいです。皆さんに楽しんでもらえればと思います」と話しています。