大谷翔平 7試合連続ヒット チームは敗れる

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は10日、ツインズ戦で7試合連続となるヒットを打ちました。

ドジャースとツインズの試合はミネソタ州ミネアポリスで行われ、大谷選手は2番・指名打者で先発出場しました。

大谷選手は大リーグの日本選手、最多ホームラン記録まであと1本としていますが、1回の第1打席はフォアボール、3回の第2打席はインコースのスライダーに詰まってレフトフライとなりました。

5回の第3打席は、1アウトランナー無しの場面でインコースのスライダーをライトに引っ張り7試合連続となるヒットで塁に出ました。

このヒットが大リーグ通算702本目でプロ野球で打った296本と合わせて998本となり、節目の日米通算1000安打まであと「2」本としています。

このあと2対3と1点を追う7回の第4打席は1アウト一塁からセカンドゴロでしたが、一塁ランナーが二塁でアウトになって大谷選手は塁に残りました。

続く3番・フリーマン選手のライト線へのヒットで大谷選手は、一塁から一気にホームを狙い相手の返球ときわどいタイミングでいったんはセーフとなりましたが、相手からの「チャレンジ」の結果、判定が覆ってアウトとなりました。

試合はこのまま、ドジャースが2対3で敗れて連勝は「2」で止まりました。

大谷選手は3打数1安打フォアボールが1つで、打率は3割3分3厘となりました。

大谷の7回の走塁 ロバーツ監督“相手がすばらしいプレー”

1点差でドジャースが敗れたこの試合は7回に大谷選手が一塁から一気にホームを狙った走塁が勝負を分ける結果となりました。

きわどいタイミングでアウトになったこのプレーについて、ロバーツ監督は「翔平でなかったらコーチはホームに送らなかったと思う。返球があと少しでも高かったらセーフになっていただろう。あれはすばらしいプレーだった」と話し、アウトにしたツインズのプレーをたたえました。

また、ディノ・エベル三塁コーチは「スピードのある翔平で、2アウト、1点差だったら彼をホームに送らないといけない」と状況を考慮しての判断だったと話していました。