中国 3月の新車販売台数 EVなど前年同月比35.3%増 好調続く

中国の3月の新車の販売台数が発表され、EVなどの「新エネルギー車」の販売は去年の同じ月と比べて35.3%のプラスと引き続き好調で、販売全体を押し上げました。

中国の自動車メーカーなどでつくる「自動車工業協会」によりますと先月の新車の販売台数は、269万4000台となり、去年の同じ月と比べて9.9%増えました。

EVなどの「新エネルギー車」の販売が、去年の同じ月と比べて35.3%のプラスと引き続き好調だったことが主な要因です。

このうちEVは15%余り、プラグインハイブリッド車が95%余り増加しています。

販売台数に占める新エネルギー車の割合は、32.8%となりました。

ただ、中国では、内需の停滞や、消費者の節約志向の高まりなどを背景に自動車メーカーの間で値下げ競争が激化し、国内の収益環境は厳しくなっています。

このため、各社は輸出に力を入れていて、先月の輸出台数は、50万2000台と、去年の同じ月と比べて37.9%増え、自動車輸出で世界一となった去年を上回るペースで拡大が続いています。