“長谷川参院議員の言動で萎縮の職員 複数確認”札幌 秋元市長

札幌市の秋元市長は、自民党の長谷川岳 参議院議員の言動で萎縮した職員が複数確認されたことを明らかにしました。一部の部署では東京に出張して説明を求められることも多く、最も多い人は10か月間で23回出張し、費用は130万円にのぼっていました。

自民党で参議院北海道選挙区選出の長谷川岳 議員をめぐっては、北海道の調査で言動を威圧的に感じた幹部職員が複数確認されたほか、幹部4人が政策などの説明で東京に出張した際の費用が去年1年間で550万円にのぼったことがわかっています。

これについて札幌市の秋元市長は10日の記者会見で、市の職員の中にも長谷川氏の厳しい言葉づかいで萎縮したり威圧的に感じたりした人が複数確認され、対応を改めるよう申し入れたことを明らかにしました。

また一部の部署では東京に出張して説明を求められることも多く、去年6月から先月までの10か月間であわせて26回面会し、費用は210万円余りにのぼっていました。最も多い人は23回出張していて、およそ130万円でした。

市はいずれも適切に業務を行ったとした上で、今後はすべての部署を対象に出張した回数や経費を調査することにしています。

秋元市長は「長谷川氏からは言動を反省して改めたいと報告を受けているので、今後の状況を見守っていきたい」と述べました。