鹿児島県出身の西元さんは1959年に陸上自衛隊に入隊し、1992年に陸上自衛隊トップの陸上幕僚長に就任しました。
その年の9月には、内戦後のカンボジアで復興支援などにあたるため、日本として初めて参加したPKO=国連平和維持活動をめぐって部隊派遣などの対応に当たりました。
翌年の1993年から1996年までは、当時の自衛隊制服組トップの統合幕僚会議議長を務め、退官後の2014年には政府が設置した有識者懇談会のメンバーの1人として、集団的自衛権の行使を容認するよう求める報告書をまとめました。
防衛省によりますと、西元さんは4月3日、都内の自宅で亡くなったということです。
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元自衛隊統合幕僚会議議長の西元徹也さん死去 87歳
自衛隊制服組トップの統合幕僚会議議長などを歴任し、集団的自衛権の行使をめぐる政府の有識者懇談会のメンバーなどを務めた西元徹也さんが都内の自宅で亡くなりました。87歳でした。