福島 三春町 国の天然記念物「滝桜」が満開

国の天然記念物に指定されている福島県三春町の「滝桜」が満開となり、その名のとおり、滝のように垂れ下がった枝に咲く優美な花が大勢の人たちを楽しませています。

三春町の「滝桜」は、樹齢1000年を超えるとされる高さ13メートルの「ベニシダレザクラ」の巨木で、国の天然記念物に指定されています。

垂れ下がった枝に花が咲くようすが滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれ、福島を代表する桜の1つとして知られています。

町は、4月6日に開花を宣言し、10日午後に満開になったと発表しました。

10日は県内外から訪れた大勢の人が、近くの芝生に座ってじっくりと眺めたり、爽やかな風に吹かれて揺れる優美な花を写真に収めたりしていました。

鳥取県から夫婦で訪れた60代の女性は「子どもが退職祝いとしてプレゼントしてくれたバスツアーで訪れました。満開の日に来られてうれしいです」と話していました。

三春町の滝桜は、午後6時から午後9時までライトアップされ、町によりますと見頃は4月14日ごろまで続く見込みです。