ミシガン州高校銃乱射 “犯行防ぐ機会無視”生徒の両親 禁錮刑

3年前、アメリカ中西部ミシガン州の高校で拳銃を乱射し生徒4人を殺害した事件で、有罪判決を受けた男子生徒の両親に対し、地元の裁判所は犯行を防ぐ機会を無視したなどとして禁錮10年から15年の判決を言い渡しました。地元メディアは、少年による学校での銃撃事件で親が有罪判決を受けるのは初めてだと伝えています。

ミシガン州オークランドの高校で2021年11月、当時15歳の男子生徒が拳銃を乱射して生徒4人を殺害したなどとして去年、終身刑を言い渡されました。

生徒の両親はクリスマスプレゼントに拳銃を買い与えていたうえ、事件当日、学校で銃を使用することを示唆するような男子生徒のメモが見つかり学校にカウンセリングを受けさせるよう求められたにもかかわらず、応じなかったなどとして過失致死の罪に問われていました。

ミシガン州の裁判所は9日、「犯行を防ぐ機会が何度もあったにもかかわらず、無視した」などとして両親に対し、禁錮10年から15年の判決を言い渡しました。

地元メディアは、少年による学校での銃の乱射事件で親が刑事責任を問われ有罪判決を受けるのは初めてだと大きく伝えています。