能登半島地震 復旧工事迅速化へ 「調整会議」立ち上げ 石川県

石川県は、能登半島地震からの復旧工事を迅速に進めていくためには工期の偏りによる資材の不足を防ぐ必要があるとして、国や被災した自治体を交えた「調整会議」を立ち上げました。

能登半島地震の被災地では、今後、道路や港、河川などの復旧工事が本格化する見通しです。

こうした中、石川県は工期の偏りや需要の集中が起きれば資材が不足し、工事が遅れるおそれがあるとして、国と被災した自治体を交えた「発注者調整会議」を立ち上げました。

9日の初会合では、今後取りかかる工事についての情報を共有したうえで、発注の時期や資材の調達、それに工程の管理などについて調整を行っていくことを申し合わせました。

必要性を見極めながら、状況に応じて工期を設定することなども含めて検討していくことで復旧工事を迅速に進めていくとしています。

県によりますと、今回のような大規模な災害が発生した場合には、特に生コンクリートや砕石といった資材の調達が課題になるということで、関係機関の連携を強化することで滞りを防ぎたい考えです。