天皇皇后両陛下「昭憲皇太后百十年祭」を前に明治神宮を参拝

天皇皇后両陛下は、明治天皇の后(きさき)の昭憲皇太后が亡くなって11日で110年になることから東京の明治神宮を参拝されました。

天皇陛下は、9日午前9時半すぎ、東京 渋谷区にある明治神宮の本殿へと続く門の前に到着されました。

明治天皇と、后の昭憲皇太后をまつる明治神宮では、昭憲皇太后が亡くなってから110年となる11日、「昭憲皇太后百十年祭」が行われます。

モーニング姿の天皇陛下は、雨と風が強まる中、傘を差して石畳を歩いて本殿の前へと進み、玉串をささげて拝礼されました。

続いて、白い参拝服の皇后さまも午前10時前に到着し、同じ手順で拝礼されました。

昭憲皇太后は、災害や貧困に苦しむ人たちへの支援に積極的に取り組み、赤十字国際委員会に送った寄付金は今も「昭憲皇太后基金」として運用され、世界各地で人道支援に役立てられています。

このあと上皇ご夫妻も、午前11時すぎに明治神宮に到着してそれぞれ参拝され、さらに午後1時半すぎには、秋篠宮ご夫妻もそれぞれ参拝されました。