著名人の顔写真や名前を悪用した偽広告 対策検討へ 松本総務相

SNSなどで著名人の顔写真や名前を悪用した偽の広告による被害が相次いでいることについて、松本総務大臣は制度面も含めた総合的な対策を検討する考えを示しました。

SNSやインターネット上で、著名人などの顔写真や名前を無断で使用した偽の広告による被害が相次ぐ中、総務省は、ネット上の偽の情報などに関する有識者の検討会でSNSの運営事業者などにヒアリングを行うなど対策についての議論を進めています。

これに関連し、松本総務大臣は9日、閣議のあと記者団に対し「なりすましによって被害を受けた方がいることにあわせて、なりすまされた方の社会的評価が下がって権利を侵害される可能性もある」と述べました。

そして松本大臣は、総務省としてSNSの運営事業者などに対し、適正な対応を求めていくとしたうえで「制度面も含めて総合的な対策の検討を進めたいと考えている」と述べ、検討会の今後の議論を踏まえて対策を検討する考えを示しました。