木村弥生前江東区長に区長選立候補5年間禁止求め提訴 東京高検

去年4月に行われた東京の江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件で、柿沢未途 元衆議院議員の有罪が確定したことを受けて、東京高等検察庁は、木村弥生 前区長に連座制を適用し、江東区長選挙への立候補を5年間、禁止するよう求める訴えを起こしました。

去年4月、木村弥生 前区長が当選した江東区長選挙をめぐっては、柿沢未途 元衆議院議員が区議会議員など10人に選挙運動の報酬を提供したり提供を申し込んだりしたなどとして公職選挙法違反の買収などの罪に問われ、先月、懲役2年、執行猶予5年の有罪判決が確定しました。

これを受けて東京高等検察庁は柿沢元議員が「組織的選挙運動管理者」にあたるとして、木村前区長に連座制を適用して江東区長選挙への立候補を5年間、禁止するよう求める訴えを8日、東京高等裁判所に起こしました。

木村前区長も、元区議会議員に選挙運動の報酬として100万円を提供したなどとして公職選挙法違反の罪に問われていて、先月開かれた初公判で起訴された内容を認めています。