大阪・関西万博 “海外パビリオンの準備支援加速”齋藤経産相

大阪・関西万博の開幕までまもなく1年となるのを前に、齋藤経済産業大臣は、来日しているBIE=博覧会国際事務局のトップと会談し、準備の遅れが指摘される海外パビリオンの建設や内装工事などで支援を加速させていく考えを示しました。

大阪・関西万博にはおよそ50の国がパビリオンを自前で建設するタイプAと呼ばれる方式で出展する意向ですが、資材の高騰や人手不足の影響で
▽建設会社が決まっている36か国のうち
▽着工しているのは12か国にとどまっています。

こうした中、齋藤経済産業大臣は、来日中で、パリに本部があるBIEのケルケンツェス事務局長と会談しました。

会談で齋藤大臣は「今週末には万博の開催まで残り1年となる。海外パビリオンについては懸案である建設に加え、内装、展示に向けた支援に取り組んでいる。今後は運営面を含め、開催に向けた準備を一層加速させる」と述べました。

これに対し、ケルケンツェス事務局長は、海外パビリオンの準備は順調に進んでいるとしたうえで「今後とも全面的な支援を惜しまないつもりだ。非常にスムーズに準備が進んでいくものと確信している」と応じました。