イスラエルのメディア“ガザ地区南部から軍が部隊の大半撤収”

イスラエルのメディアは7日イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるガザ地区南部からイスラエル軍が一部の部隊を残し大半を撤収させたと報じました。

ただ、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは戦略上のもので南部ラファへの地上作戦の準備とみられるとしています。

イスラエルのメディアは7日、ガザ地区南部に展開していたイスラエル軍の部隊が一部を残して撤収したと報じました。

これについて中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、戦略上のもので南部ラファへの地上作戦の準備とみられるとしているほか、イギリスの公共放送BBCは、戦争は終わっておらず、兵力は減少しているもののより多くの作戦を実施する必要があるとのイスラエル軍の報道官の話を伝えています。

イスラエルのネタニヤフ首相は7日に開かれた閣議の冒頭「戦争からきょうで半年となる。われわれは24のハマス大隊のうち19を排除した」と述べこの半年の戦果を強調しました。

そのうえで「すべての人質を取り戻し、ラファを含むガザ地区全域でハマスを排除し、イスラエルの脅威とならないようにする」と述べ、あくまでハマスとの戦いを続ける考えを強調しました。