武見厚労相“地域ごとに医師数割り当ても検討” 日曜討論

武見厚生労働大臣はNHKの「日曜討論」で、医師が都市部などに偏り、地方の病院で不足する偏在の問題をめぐり、地域ごとに医師の数を割り当てることも含めて検討すべきだという考えを示しました。

この中で武見厚生労働大臣は、医師の偏在対策について「今までも試行錯誤して、入学試験に地域枠を設けるなどしてきたがまだまだ偏在を解消できていない。地域ごとの医師の数の割り当てを、本気で考えなければならない時代に入ってきた」と述べ、地域ごとに医師の数を割り当てることも含めて検討すべきだという考えを示しました。

また武見大臣は「地域におけるかかりつけ医機能の役割が重要で、それをサポートするためのオンラインシステムをさらに充実させて、デジタル化を確実に実行していくことも同時に行っていかなければならない。診療科の偏在をどのように是正していくかも同時に考えることが必要だ」と述べ、かかりつけ医機能の強化も進める必要があるという認識を示しました。