前田健太 今シーズン初黒星 アスレティックス戦先発で好投も

大リーグ、タイガースの前田健太投手が6日、アスレティックス戦に先発し、6回途中まで2安打3失点に抑えましたが、打線の援護がなく今シーズン初黒星を喫しました。

前回のシーズン初登板は4回途中6失点ながら勝ち負けはつかなかった前田投手は、6日、本拠地、デトロイトで行われたアスレティックス戦に先発登板しました。

1回は去年、ホームラン30本を打った4番・ルッカー選手にレフトスタンドにツーランホームランを打たれていきなり2点を失い、前回の登板と同じく立ち上がりにホームランで得点を許しました。

2回以降は立ち直り、多彩な変化球で相手打線に的を絞らせず5回までヒット1本に抑えました。

前田投手は打線の援護がないまま6回、先頭バッターにフォアボールを与え、このあと2アウト二塁となったところで交代を告げられました。

代わったピッチャーがタイムリーを打たれたため前田投手に失点がつき、この試合5回と3分の2イニングを投げて3失点、打たれたヒットはホームランを含む2本、奪った三振は3個でフォアボールは4個、球数は87球でした。

試合はタイガースが0対4で敗れ、前田投手は好投しながら負け投手となって、今シーズンの初黒星を喫しました。

前田健太「後半から修正 次につながる」

前田投手は、コントロールが安定せず先制のツーランホームランを打たれた1回について「前回の登板がよくなかったので今回の登板までの間で修正を加えながらだったが、マウンド上でも投球フォームのことを考えすぎながら初回に入ってしまった」と、4回途中6失点と打ち込まれた前回登板の影響があったと振り返りました。
その上で「2回以降、気持ちを切り替えて、バッターを抑えることに集中してからいい結果につながった。ボールにばらつきがあり状態が決していいわけではないが、後半から修正できた部分もあったので、次につながると思う」と前向きに語りました。
また、11度という気温については「寒いと変化球が曲がらないなど難しい部分はある。僕の中では寒い中でいいピッチングをするというのがずっと課題だ。あたたかくなればもっと曲がってくれると思うが、なんとか粘りながら投げていきたい」と話していました。