地震被害の台湾を支援 交流団体が名古屋駅前で募金活動

今月3日の地震で大きな被害が出ている台湾を支援しようと、6日、名古屋駅前で募金活動が行われました。

募金活動を行ったのは名古屋で活動する日本と台湾の交流団体で、名古屋駅前には民族衣装に身を包んだ愛知県在住の台湾出身者や団体のメンバーなどおよそ30人が集まりました。

参加者たちは中国語で「日本にいるけれど心はともにあります」と書かれた横断幕を持ち、「台湾への支援をお願いします」などと声をかけると、駅前を行き交う人たちが足を止めて募金に応じていました。

男子大学生は「ニュースで大変な姿を見たので少しでも協力したいと思いました」と話していました。

また、50代の女性は「日本で震災が起きたときには台湾の方が助けてくれたので恩返しをしたいなと思いました」と話していました。

集まった義援金は全額、来月、団体のメンバーが直接台湾を訪れて台湾当局に届けるということです。

募金活動に参加した、名古屋市の台湾料理店で働く張麗さんは、震源に近い花蓮県出身で、「たくさん協力してくれてすごく感動してうれしくて、涙が止まらない。本当に感謝しています」と話していました。

活動を行った「日台交流サロン」の加藤秀彦さんは「被害が大きく、いても立ってもいられず名古屋で募金活動をすることにしました。支援の輪が広がっていけばいいと思います」と話していました。