共産 中央委総会 田村委員長 衆院選で議席増目指す考え示す

共産党の中央委員会総会が開かれ、田村委員長は、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、自民党政治は末期的状況だとした上で、次の衆議院選挙で議席の増加を目指す考えを示しました。

共産党は、ことし1月に就任した田村委員長のもとで初めてとなる中央委員会総会を党本部で開き、およそ200人が出席しました。

この中で田村氏は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について「39人の処分を発表したが、事実解明に幕引きをするもので、岸田総理大臣はなぜ責任を取らないのか。批判や怒りは収まるどころか、さらに広がり、自民党政治は末期的状況だ」と指摘しました。

その上で「党の躍進を勝ち取るチャンスが目の前に広がっている。きたるべき衆議院選挙で必ず勝利を切り開く」と述べ、次の衆議院選挙で議席の増加を目指す考えを示しました。

また田村氏は党勢の拡大に向け、今後2年間で現在25万人程度の党員を27万人に回復させるなどの目標を示しました。