小林製薬「紅麹」問題 厚生労働省と大阪市が本社で聞き取り

小林製薬の紅麹の成分を含むサプリメントを摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で厚生労働省と大阪市は6日、大阪 中央区の小林製薬本社で会社側から聞き取り調査を行いました。業務の管理体制や問題を把握してからの対応の経緯などについて確認したものとみられます。

「紅麹コレステヘルプ」など小林製薬の紅麹の成分を含むサプリメントをめぐっては、摂取した人が腎臓の病気などを発症しこれまでに5人が死亡、のべ196人が入院しています。

6日午後から厚生労働省と大阪市の担当者あわせて6人が、大阪 中央区の小林製薬の本社に入り聞き取り調査を行いました。

この問題をめぐっては、ことし1月に健康被害が疑われる最初の事例の報告を受けてから、会社が問題を公表し製品の自主回収を開始するまでに2か月あまりかかったこともわかっています。

厚生労働省などは製品の紅麹原料を製造していた工場にも先週立ち入り検査を行っていて、聞き取り調査では会社側の業務の管理体制のほか問題を把握してから公表するまでの対応の経緯などについても確認したものとみられます。