岡山駅と出雲市駅を結ぶ特急「やくも」の新型車両運行開始

岡山駅と島根県の出雲市駅を結ぶ特急「やくも」の新型車両が6日運行を開始しました。

岡山駅での出発式では鉄道ファンが見守る中、新型車両がホームに姿を現しました。

特急「やくも」の新型車両「273系」は、アルミの車体に島根県の宍道湖の夕日や、日本古来の「たたら製鉄」などをイメージした、メタリックなブロンズ色の塗装がされ、以前の車両から引き継いだ雲のマークが描かれています。

乗り心地の向上のため、カーブで自動的に車体を傾ける機能が搭載され、乗り物酔いを抑える効果が期待されています。

式であいさつしたJR西日本岡山支社の藤原乗将支社長は「約40年ぶりの新型車両の導入です。末永くご愛顧いただきたい」と話していました。

その後、特急「やくも」は、音楽隊の演奏に見送られ、大勢の客を乗せて島根県に向かって出発しました。

岡山市から車両を見に来た12歳の男の子は「雲のマークがかっこよかった。自分もいつかやくもに乗って出雲市に行きたい」と話していました。