沖縄 尖閣沖 中国海警局の船2隻が領海侵入 海保が警告

沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船2隻が、5日昼すぎ日本の領海に侵入しました。領海では日本の漁船が航行していて、海上保安本部は漁船の安全を確保するとともに、直ちに領海から出るよう警告を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、中国海警局の船2隻が、5日午後0時20分ごろ尖閣諸島の魚釣島と南小島の沖合で相次いで日本の領海に侵入しました。

午後0時30分の時点で、南小島の南南西およそ20キロの領海内で日本の漁船1隻が航行していて、中国海警局の船のうち1隻は魚釣島の南およそ21キロ、もう1隻は南小島の南およそ19キロの領海内を航行しているということです。

海上保安本部は中国海警局の船が日本の漁船に近づかないように巡視船を漁船の周囲に配備し安全を確保するとともに、直ちに領海から出るよう警告と監視を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは先月30日以来でことしに入って8件目です。