都内の消防団で初 女性消防団長が誕生 品川区役所で辞令交付

都内の消防団で初めて女性の消防団長が誕生し、4日、品川区役所で辞令が交付されました。

都内で初めてとなる女性の消防団長に就任したのは、東京 品川区の品川消防団の大谷敏子さん、72歳です。

4日、品川区役所で行われた消防団長への辞令の交付式で森澤恭子 区長から辞令を受け取りました。

大谷さんは不動産経営などのかたわら、平成8年から消防団で活動していて、地域の防災訓練や救命訓練で後輩や住民への指導に当たってきました。

今回、団員からの推薦を受けて、都内で初めてとなる女性の消防団長に就任しました。

東京消防庁によりますと、都内には98の消防団があり、団員数はおよそ2万1600人、このうち、女性はおよそ3200人で、全国的に消防団員のなり手不足が指摘される中、女性の割合は増加傾向にあるということです。

大谷さんは「今まで生きてきた人生の中でいろんな経験をしているので、女性ならではのことを積み重ねながら、消防団員が活躍できるよう頑張っていきたい」と話していました。