衆院憲法審 今国会で初めて開催

今の国会で初めてとなる衆議院憲法審査会が開かれ、幹事を選任する手続きが行われました。今後の日程について、自民党は来週、審査会を開いて自由討議を行うことを提案し、立憲民主党は持ち帰って検討すると伝えました。

衆議院憲法審査会は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題に関係する議員が委員となっていることに立憲民主党が反発し、自民党が安倍派の3人を交代したことを受けて、今の国会で初めてとなる審査会が開かれ、幹事を選任する手続きが行われました。

一方、これに先立ち、今後の日程について、自民党の中谷元防衛大臣と立憲民主党の逢坂代表代行が会談し、中谷氏は来週、審査会を開いて自由討議を行うことを提案し、逢坂氏は持ち帰って検討すると伝えました。

審査会のあと、中谷氏は記者団に対し「開催まで時間がかかったが、これからも話し合いができるよう努力したい。与野党で議論を積み重ねて論点整理をしたうえで、条文案を国会に提出するステップをとっていきたい」と述べました。

また、逢坂氏は「しっかりとした憲法議論を行いたいと思っていたので、開催できてよかった。憲法について目標を定めるのは各党の判断だが、与野党が合意して物事を進めていくものと思っている」と述べました。