山梨の大学院 虐待など対応の専門人材を育成する研究科 開設

山梨県立大学の大学院に、児童虐待などに対応する専門人材を育成するための研究科が設けられ、開設式が行われました。

山梨県立大学大学院に今年度開設されたのは児童虐待への対応などについて学ぶ「人間福祉学研究科」です。

甲府市内のキャンパスで3日行われた式典には入学した学生などおよそ30人が出席し、早川正幸 学長が「学生の中には実際に現場で働いている人もいます。この研究科で学んだことを社会に還元してもらいたい」と激励しました。

このあと校舎の入り口に研究科の看板が掲げられました。

研究科では医療現場で心のケアに取り組む医師や、虐待を受けた子どもの心理を研究する専門家が講義にあたり、虐待を受けた人へのケアや虐待リスクがある家庭への支援に関する知識などを深めてもらい、専門人材の育成を目指すということです。

大学によりますと、こうした研究科を大学院に設置するのは全国で初めてだということです。

入学した30代の女性は「医療ソーシャルワーカーとして働いているので、児童相談所や市町村とどのように連携していくべきか学んでいきたい」と話していました。

人間福祉学研究科の西澤哲 特任教授は「学生には実習などを通じて、現場で発揮できる実践力を身につけてもらいたい」と話していました。