小林製薬「紅麹」問題 延べ166人が入院(4月1日時点) 厚労省

「小林製薬」の「紅麹(べにこうじ)」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、厚生労働省は、4月1日の時点で、延べ166人が入院したことが小林製薬からの報告で明らかになったと発表しました。

小林製薬の「紅麹」の成分が含まれた健康食品をめぐっては、摂取したあと、腎臓の病気を発症するなどして、これまでに5人が死亡し、全国で健康被害の訴えが相次いでいます。

厚生労働省は健康被害の状況について、小林製薬から報告された4月1日時点の人数を明らかにしました。それによりますと、体調に異変を感じるなどして、延べ877人が医療機関を受診し、延べ166人が入院したということです。

このほか、3月29日に設置された厚生労働省と消費者庁のコールセンターに、4月1日までの3日間で合わせて2217件の相談が寄せられたということです。

コールセンターの電話番号は03-3595-2760で、午前9時から午後9時まで、土日や祝日も相談を受け付けます。

厚生労働省は各地の保健所などとも連携して被害の確認を進めるとともに、引き続き健康被害の原因について調べることにしています。