イオン北海道“西友が運営する道内9店舗 10月に買収”と発表

イオン北海道は、スーパーの西友が運営する北海道内の9店舗すべてをことし10月に買収すると発表しました。10月以降はイオン系列の店として営業を行う予定で北海道内から西友の店舗はなくなることになります。

発表によりますと、イオン北海道は2日に開いた取締役会で西友が運営する、札幌市内にある9店舗すべてを10月に買収することを決め、2日、西友と契約を結んだということです。

買収金額は170億円で、買収の理由についてイオン北海道は「人口減少や高齢化による担い手不足、市場規模の縮小などの課題に直面している中、競争力の維持・向上を図るため西友が優良立地に展開する店舗の取得を目的とした」としています。

西友は全国におよそ320店舗を展開し、2021年からはアメリカの投資ファンドの傘下で収益の改善に向けた事業改革を進めています。

札幌市内の9店舗は10月以降はイオン系列の店としてすべての店舗で営業を行う予定で、これによって北海道内から西友の店舗はなくなることになります。従業員の雇用は引き継ぐ方針だということです。