輪島市 能登半島地震後 約4分の1の防災行政無線が使えず

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市は、地震のあとおよそ4分の1の防災行政無線が使えなくなっているとして、対象の地区についてホームページなどで公表を始めました。

輪島市によりますと、災害時の防災情報などを屋外のスピーカーで知らせる防災行政無線のうち、4月1日の時点で45地区の52か所が使えない状態になっているということです。市は、これまで地区を公表しておらず、住民からは戸惑いの声があがっていましたが、1日からホームページなどで公表を始めました。

輪島市防災対策課は「お知らせが4月1日になったことをお詫び申し上げます。市としては、緊急的なお知らせは、市のLINEのほか、消防車などによる個別の呼びかけを実施してきましたが、今後も引き続き対応して参ります」としたうえで、今回の周知の遅れを受けて「周知の時期や方法などを検討し、対応方針を見直していきます」とコメントしています。

市では、放送ができなくなっている場所の状況を確認するとともに復旧作業を進めています。