安定的な皇位継承のあり方 公明党が意見書を衆議院議長に提出

安定的な皇位継承のあり方をめぐり、公明党は政府の有識者会議がまとめた皇族数を確保する方策に沿って、女性皇族が結婚後も皇室に残る制度を検討するとともに旧皇族の男系男子を養子に迎えることを認めるべきだとする意見書を額賀衆議院議長に提出しました。

公明党の北側副代表らは2日、額賀衆議院議長と面会し、安定的な皇位継承のあり方をめぐり党がまとめた意見書を提出しました。

この中では、皇族数を確保する方策として政府の報告書に盛り込まれた2つの案について、女性皇族が結婚後も皇室に残る案の制度化を検討し、旧皇族の男系男子を養子に迎える案も認めるべきだとしています。

報告書を受けて額賀議長は現在検討を続けている自民党の考え方がまとまりしだい国会で議論を始めたいという考えを示したということです。

このあと、北側氏は記者団に対し「静かな環境で政党間のできるだけ幅広い合意形成ができるように議論することが大事だ。皇族数を確保する方策の2つの案については急ぐべき課題であり、今の国会で合意を図りたい」と述べました。