万博相 “万博参加は各国判断 イスラエルとロシア状況異なる”

大阪・関西万博に、軍事作戦を続けるイスラエルが参加の意向を正式に表明したことについて、自見万博担当大臣は、参加は各国の判断が原則だとしたうえで、一方的にウクライナ侵攻を続け、万博の趣旨にそぐわないとするロシアとは状況が異なるという認識を示しました。

来年開催される大阪・関西万博をめぐり、政府は、ウクライナ侵攻を続けるロシアについては、命の大切さなどをテーマにした趣旨にそぐわず、参加は想定していないとの見解を示す一方、ロシア側も参加しない意向を明らかにしています。

こうした中、ガザ地区で軍事作戦を続けるイスラエル政府が、先月、万博に正式に参加することを表明しました。

自見万博担当大臣は、2日の記者会見でイスラエルの参加に対する考えを問われ「万博への参加は、各国がみずから判断することが原則だ」と述べました。

そのうえで「ガザ地区におけるイスラエルの行動は、ハマスなどによるテロ攻撃を直接のきっかけとするもので、ロシアが一方的にウクライナに侵攻している行動と、同列に扱うことは適当ではない」と述べ、ロシアとは状況が異なるという認識を示しました。